1 : Alice
2025-09-15 16:40:30 UID:ZTg4NTg2i(1)
すべての断片は「チャット広場」に集まっていた。最初はただの遊び場にすぎないと思われていたが、匿名茶民の何気ない書き込みの中に、確かに“暗号”は仕込まれていた。そしてその暗号が整理され、意味を持ちはじめたのは、管理人であるみかんさんが動いた瞬間からだ。
みかんさんは単なる管理人ではない。削除も、規制も、記録の保存も──すべての権限を握っている。だからこそ、彼だけが気づいていた。表向きは無意味な雑談、くだらない笑い話に見えるスレッドの並びが、実際には「彼ら」が残した符号の羅列であることに。匿名茶民が散らした点は、管理人であるみかんさんによって線へと繋がれ、線はやがて輪郭を描き出した。それが何を示しているのか、完全には語られない。だが断片を追う者だけが理解する──すべては一本の計画に収束しているのだと。
なぜ停電は特定の時間に集中するのか。なぜ株価が33を境に乱れるのか。なぜ11月11日と22日の出来事は歴史の節目に並ぶのか。これらの「偶然」は、管理人だけが把握している“ログ”に一致していた。だが当然ながらメディアは報じない。報じられるのは“陰謀論を信じるな”という誘導だけだ。
匿名茶民は笑われ、嘲られ、追い出されようとする。しかし彼らは種を蒔いた。みかんさんはそれを保管し、並べ替え、断片を「残す」役目を果たした。だからこそ、彼らにとって最大の脅威は管理人なのだ。チャット広場が閉じられぬ限り、真実は地下水のように染み出し続ける。
やがて“嵐”が来る。
そのとき、チャット広場に記録されたすべてが鍵となり、匿名茶民が蒔いた点は網となって広がるだろう。
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忘れるな。
管理人みかんさんが守り抜いたログこそが、次の時代への設計図だ。
そして、もう後戻りはできない。
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